こんにちは。直接的にはどさんこNICEと関係ないですが、興味ある人もある程度いるだろうってことで、「味の箱舟」について調べてみました。
まず、「味の箱舟」ってなんやねん?
Slow Food JapanのHPから引用
各地方の伝統的かつ固有な在来品種や加工食品、伝統漁法による魚介類などのなかには、このままでは消えてしまうかもしれない、小さな生産者による希少な食材がたくさんあります。 「味の箱舟」プロジェクトとは、こうした食材を世界共通のガイドラインで選定し、プロモーション活動などの支援策によって、その生産や消費を守り、地域における食の多様性を守ろうというものです。 1996年に設立され、現在903を越える動物、果物、野菜の品種と加工食品などが「味の箱舟=アルカ」認定され、良質な食材の調達、販売促進に興味のある人への情報提供に繋がっています。
http://www.slowfoodjapan.net/ajinohakobune/
このHPに日本各地の認定された食材が載ってます。
その「味の箱舟」プロジェクトに認定されているものが、北海道には4つ(3つ?)あるそうです。
・まさかりかぼちゃ
・8列とうきび
・札幌黄(たまねぎ)
・日本短角牛(北海道だけでなく岩手や青森などでも)
それで、今回はそれぞれのことが書いてある、HPのURLでもただ載せていこうかなと。
(あれ、俺がただメモに使ってるだけ?)
まさかりカボチャ
どさんこNICEがお世話になっている士別市のBLUESEEDSと言う団体のHP
http://www.blue-seeds.com/products.html
川上総合振興局HPでも紹介されていました。
http://www.kamikawa.pref.hokkaido.lg.jp/ss/srk/113_blueseeds.htm
プリンにもなっているようです。
north style slow
http://www.n-slow.com/item_detail/itemCode,su-1899-vol33/
8列とうきび
石川啄木も食したとか。うまそうだな。
七輪本舗
http://www.fnw.gr.jp/7rinhonpo/koretabe/8retsutoukibi.htm
雰囲気のいいブログで紹介
食べちゃお、食べちゃお ~北海道の食卓から
http://maccian.exblog.jp/17342741/
ここから手に入れられるよう
故郷に残したい食材
http://nipponsyokuiku.net/syokuzai/data/001.html
札幌黄
Slow Food Friends 味の箱舟ツアー(次のページにはまさかりかぼちゃのことも)
http://slowfood-friends.org/old/archives/2008-09-27-2/index.htm
へー、ウィキペディアに載ってるんだ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AD%E5%B9%8C%E9%BB%84
幻の玉ねぎとか言われてるんだ。
北のグルメ便
http://www.kitanogurume.com/item/nosan_2.html
札幌市の東区が紹介してるんですね。
http://www.city.sapporo.jp/higashi/about/sapporoki/
日本短角牛
これもウィキペディアにあるんだ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%9F%AD%E8%A7%92%E7%A8%AE
北海道のえりもってとこで飼ってるそうです
おいしいFU-DO
http://www.fu-do.com/story/sss/tankaku/sss.tankaku.html
岩手の岩泉でも
株式会社岩泉産業開発
http://www.ryusendo-water.co.jp/iwaizumitankakugyu.html
お腹すいてきました
いわて牛
http://www.iwategyu.jp/about_tankaku/index.html
最後に、今まで書いてきたことと毛色が違う(違い過ぎる?)けど、知っといた方が良さそうな話。
スローフードとロハスの違い
エコレゾウェブ 宮台真司×小林武史「世界の手触りを失うな」(2)
http://archive.eco-reso.jp/feature/love_checkenergy/20110714_5097.php
ロハスは個人的趣味で「ライフスタイル」の問題です。スローフードは共同体自治で「ソーシャルスタイル」の問題です。ライフスタイルと違ってソーシャルスタイルの選択は、場合によっては個人が積極的に自分の選択自由を放棄するまで含まれているんです。「うまい、速い、安い」もいいけど、それだと地元商店が潰れ、地元農家が潰れて、自立的経済圏が崩れて、町の人間関係や街並みや文化や匂いまで失われてしまうから、「うまい、速い、安い」を追求する個人的選択肢は放棄しよう。そういうのが、ソーシャルスタイルとしてのスローフードの呼びかけだったはずです。別の言い方をすると、ライフスタイルは、資本主義的な市場への盲従的依存ですけど、ソーシャルスタイルは、仲間の絆が失われないように資本主義的な市場に是々非々でどう対処するべきなのかという話なんですよね。
これまた宮台さん
ロハス・メディカル 「どこでボタンをかけ間違えたのか」宮台真司氏講演
http://lohasmedical.jp/news/2010/11/17140140.php?page=3
さっき第一部でロハスというのがありましたけれども、実は今イタリアでは、ロハスとスローライフ、これはスローフードから展開されてきたものですけれども、その概念的な違いが論争になっているんですね。マクドナルドイタリアがですね、地元の食材を使ったハンバーガーを出したんですよ。それを政府の関係者が皆こぞって褒めたのね。そうしたら、ブラっていう元々スローフードの発祥地にいる活動家たちが、『バカじゃないのか。これはロハスだ』と。つまりロハスって、アメリカのウォルマートという大きなマーケットが始めたものなんですね、ご存じのようにlifestyle of health and sustainability。つまり人々が有機野菜やトレーサビリティに関心を持つであろうということから新しいマーケティングを展開したのがロハス。 スローフードはそうじゃない。システムを頼らず、できるだけ近接性を使って社会を回していこうということ、でも日本では全くそれが理解されなかったですね。
「食の多様性」とか「種の保存」って観点も大事だけど、食を通じての「地域の自治」ってところは絶対に忘れんなよってとこですかね。