2012年11月18日日曜日

おもいでぽろぽろ

こんばんは。お久しぶりです。

まず、何はともあれ、告知から。

「ただいま会」というイベントです。

日時:11/20(火)

   18:00開場18:30開会
場所:In The Loop (札幌市北区北14条西3、十二条駅から真っ直ぐ北)
http://www.in-the-loop.info/
会費:300円(ワンドリンク付)
発表する国・地域:
ドイツ(環境?掃除)
ケニア
新得(牧柵たて、農作物収穫)
大沼(森林作業、土木作業、外来種駆除、いかだ作り)
ベトナム(家の修復、文化交流、アクリルたわしのチェック、子どものお世話、ホームステイ)

直前の告知で、あまり効果ありそうもないですが^^;


どんなイベントかと言うと、


「あんなとこ行って、こんなことしてきたぜ!

「わー、面白い♡私も来年参加してみようかしら」

ってイベントです。良かったら来てください。





そして、このブログの本題。

3か月間くらいブログの更新がなかったんですけど、別に何もしてなかったわけではありません!

メンバー全員ではないですが、北海道士別市に行き、そこに戦前から住むおじいさんおばあさんにインタビューを行っていました!
計4人、5回、一人2時間ほど。

なんでそんなことをするに至ったかから、活動報告、中間的なまとめを書いていきます。




大きな流れから話しておくと、数年前に士別市に住むどさんこNICEのOBの方から「地元学」を一緒にやろうと誘われ、どさんこNICEは農業のお手伝いやら地元マップ作りやらを行っていました。


それで、今年度はどうするの?となり、インタビューを行うことになりました。
士別市でずっと暮らしてこられた方の記憶を記録に残そうという試みです。

メールを見返してみたところ、私のところには5月8日にインタビューについてのメールが残っています。


たぶんその前から、まさこさんやらありささんが士別の方と連絡を取ってくれていたんでしょうが、下っ端の私まで話が届き、メンバー内で企画を具体化していったのはその頃だと思います。


初めメンバー内で争点になったのは、「え、全員関わるの?」といった点です。

中のごたごたは割愛して、結局どさんこNICEの「まさかり部(仮←そう言えば、正式名称いまだ決まってない(笑))」みたいなのを作ることにしました。
メンバー全員が関わるのではなく、やったるぜ!と言う人だけが関わる形です。

総数、なんと 11人!!

サッカーだってできる人数。

連絡取りやすいようにメーリス作ったり、あれこれして、実際インタビューをしに士別市に行ったのは7月21,22日ですね。これが第一回。





(あれ、写真からはインタビューのことが何も伝わらない・・・)

第二回は、ん?8月だっけ?9月だっけ?
まぁ知らべれば詳しい日時が出てきます。

なんで覚えてないかと言うと、私の記憶が悪いからと言うこともありますが、第二回には行ってないからですね。


メンバーが11人もいると、その回に行ける人と行けない人が出てきてしまうんですよ。


そして、第三回は11月4日。この日は近いので覚えています。


と、三回士別に伺い、おじいさんおばあさんのお話を聞いてきました。



はい、おしまい。



と言うわけにはいかず、実際に士別市に行った3回を除き、我々は何をしていたのかというと、


「文字起こし」をしていました。

インタビューを録音させてもらい、札幌へ持ち帰り、分担し、一言一句逃さぬよう彼ら彼女らの言葉を文字に変化させていったわけです。


これが結構、しんどい(-_-;)


文字起こしに慣れているメンバーがいるはずもなく、初めは5分文字起こしするのに1時間ほどかかっていました。


慣れてくると、その倍の速さくらいにはなりましたが、それでも結構時間がかかりましたね。


札幌ではそんなことやってました。

あと、どうでもいいですけど、大学の図書館にヘッドホンを借り、そこにあるパソコンでインタビューを再生するのが一番聞きやすいです。


さらにさらに、それで終わるわけではなく、今はその記録にした情報を(士別の方の生きざまを!)共有すべく、発表形式にまとめています。


発表をどのように行うのか会議

これが昨日のことで、12月にある発表会に向け準備を進めていっているわけです。



続いて、中間的な感想。

文字起こしやそれをまとめる過程で、録音を何度も聞いたり、起こした文字を見直します。そこで色々と感動したところがあります。

それぞれの方の70年ほど前の暮らしや戦中戦後のお話から見えてくる彼ら彼女らの姿は、なんというか「粋」です。何もないところで一から畑を作っていったお話、納屋を馬を使い引っ張ってくる、羊の毛を刈りセーターを編むお話など、様々聞かせていただきました。衣食住、遊び、仕事、その他生きていくために必要なことを自分たちの手、そこに住む共同体で回していたそうです。家を服を食べ物を買い、お祭りに行くのではなく、家を作る、服を編む、食べ物を育てる、祭りを開いています。すべてを自分たちの手で行うことと、いま多くの仕事がそうであるように分業して、自分の役割をとことんこなすことと、どちらが良いとは判断できません。しかし、自らの手でやれることを最大限やっている姿、さらに、馬や鶏、土壌や天候、自分でコントロールできないことと折り合いをつけて暮らしを営む姿は、すごく素敵に思えます。スタジオジブリが「おもひでぽろぽろ」でそのような農村の姿を描くわけもわかります。

また、インタビューを受けてくれた方々は80年ほど前に産まれています。私は今22歳なので、私が生まれる約60年前から生きてきていることになります。自分が生まれる前の出来事は知識として「歴史」として記憶されているのですが、話を聞いているとその60年間が知識としてだけではなく実感を伴ってくるような気がしました。血が通ってきたと言うか。「農地改革」と言葉として習っていたことが、年貢としての60kgある俵を担いで階段を登らなくてよくなった、と経験として語られる。そのような話を聞くと、歴史の教科書を読み返すときに、俵を担いで階段を上るしんどさを自然と思い起こしてしまいます。


歴史の中では、教科書や本に出てこない人の方が圧倒的に多数で、しかしその中にはとても粋な生き方をしていた人が多くいたんだなと、そう思うととてもワクワクします。なぜだかよくわかりませんが。



長くなってきましたが最後にもう一つ、感動したことがあります(感動しまくりだ俺)。

何かって言うと、・・・メンバーと一緒に活動することがこんなに楽しいとは!
リア充っぽいですね。なんか恥ずかしいです。

大学時代の反省として、どさんこNICEに関わってきたのはいいのですが、活動してきたというよりか、主に代表が活動するのを手伝ってきたと言った実感でした。主体的じゃないと言うかなんと言うか。

それが、今回のインタビュー企画では自分もちゃんと主体的に関われているなと思うわけです。

主体的に関わる他のメンバーとのやり取りは、今まであまり味わったことがない経験です。

例えば発表準備で自分がスライドの叩き台を作ったんですが、それをあーだこーだとみんなで叩いてアイデアを出して、作り変えていく過程がすごく楽しい。

自分一人じゃ出なかったアイデアが出てきたり、分担することでスライド全体の質を高めたり、集団の力ってすげーなって、ホントに。

そんなこんなで、このインタビュー企画には感動させられまくりなわけです。



しかし、まだ終わってはいませんし、ここまで来たらいいものを作りたいと思います。頑張ります。



中間報告はこれで終わります。お米が炊けたようなので、晩御飯にします。

最終報告は果たしてあるのかわかりませんが、乞うご期待!

それではさようなら(^_^)/

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