みなさんこんばんは。いつも書くことがなくてしょうもないこと書いてしまう山田です。
最近、「なんだ。町づくり関係の本を読んだ感想でも書けばいいじゃないか」と思い当たり、書くしだいでございます。
本のレビューなら何でもいいかなぁとも思いましたが、なにかしらの指向性を持ってないと収集つかんくなるかなと思いました。
やはりどさんこNICEのブログなので「町づくり」と関係させようかなと。
本のレビューを書き、読んでもらって、それが自分らの住む町をとらえ直すきっかけになればいいなって思います。
そいでついでに言っておくと、いいなぁ俺も書こ!なんて思ってくれた方、大歓迎です。
町づくりを考える。恋愛から。
なんての待ってます(笑)
それでは、前置きが長くなりましたが、はじまりはじまり・・・・。
「学校開放でまち育て」(岸裕司 著)を読んで
初めということで「まさに」な本です。この本がどういうことを言っているかと簡単にまとめますと。
小学校の地区単位で町をとらえて、子どものつながりから親たち大人たちをつなげ町を作っていくと、とってもいいことがあるよ。
って内容です。
簡単にまとめすぎたので、もうちょっと説明を加えると、
子どもを介した地域の大人同士をつなぐ考え方を「子縁」と呼び、それを生かした町づくりが話の主題。千葉県習志野市秋津地区にある市立秋津小学校を中心に活動を行っていて、その例が載っている。
と言った感じです。
どのような活動かと言うと、水彩画教室や算数教室から木工作づくり教室まで様々な教室を小学校の施設を使い市民が自主的に開いたり、地域のソーラン節のサークルが小学生に踊りを教え、世代間を行ったりしている。
ここですごいと思ったのが、小学校が教室の貸し出しをするなど、学校施設を住民に開いているところだ。校舎への出入りが多く、いつも学校に住民の姿があるらしい。
不審者が入って来やしないかと心配に思う人もいるかもしれないが、それは大丈夫。多くの住民が出入りし、そしてそれぞれがそれぞれの顔を見知っている関係だから、不審者が入ってきたらすぐにわかる。
生徒の安全のことを考えると、学校に全く人を入れないのではなく、地域間で見知っている住民の大勢が出入りしている方がよいと思う。校舎内だけでなく、地域の子供と大人がそれぞれ知り合いだった場合町の安全が計られるだろう。周りの人を信用できないとか言って孤立することはとても危険。
教室などを行っている人は何かしらな特技・技能を持っている(数学の講師だとか、図工が得意だとか)。この秋津ではそのような人たちが特技を生かしている。こんな風に町の中に特技を持っている大人はどんな町にもたくさん存在すると思う。「俺はこれができる」など自ら進んで町のために何かしていくのが重要で、クリントンだったかワシントンだったかも言ってるように、「町が自分に何をしてくれるかではなく、自分が町に何ができるか」が大事なんでしょうね。何かしらな技能を持っている人を発掘して、なんかやろーぜって流れを作れる大人になりたいものです。仕事がない日、家でゆっくりするのもいいけど外に出て好きに活動するのも楽しいだろうし。
そいで、ふと疑問に思ったのが、ボランティアってやりすぎると危険なのではないだろうかと言うこと。と言うのも、秋津市の活動例として「数学教室」とか「そろばん教室」とかあったが、こう言ったことをボランティアで行うと、それを職としてお金を稼いでいる人が職をなくすんじゃないか。すごく極端な例で考えるなら、焼き肉屋さんの隣でお金持ちが、「おう、お前ら好きなだけ肉くってけ。おれの奢りだ」って言ってたらその焼き肉屋さん潰れるよな。
なんで、ボランティアはなんでもやればいいという話ではなく、それで食っていってる人と競合関係にならないように気を付けるべきなのかね。自分が無償でなにかやろうって考えは素晴らしいけど、自分がそれをすることによってほかの人が何か不利益を被らないかといつも考えておかないといけないな。
うぅん、ゴミ拾いの仕事がなくなるからとか言ってゴミ拾いするのが駄目なことかと言われればそうでもないし。なんか腑に落ちんなぁ。
と言うかそもそも、世に言う「町づくり」の一つ目標に、町の人口を増やす(キープする)ことがあるけど、これってどうなんだ?人って湧いて出るもんでもないし、ある町が魅力的になって、それによって人口増加するとなると、周りの町の人口が少なくなりそうだよなぁ。いいの?人口が明らかに多すぎだろって町があれば、そこから引っ張ってくるのが良いんだが。
いろいろと考えさせられますな。答えはまだ出ない。そもそも答えってあるの?とも思うし。
この本の総括に入るとすると、作者は(そして作者の住む秋津市の住民は)子どもとかほかの住民が「良い人」だっていうのを前提として、ほかの町でもこうやればうまくいくよってスタンスなんだが、ちょっと疑ってしまう。舞台となる秋津は新興住宅街として25年ほど前に作られた町で、このケースを人がどんどん少なくなっているような田舎のケースに当てはめるのは無理そう。それと、地域と学校と家の交流を深めていくことは一見素晴らしいことに思えるが、これって一度居場所をなくしたらどこにも自分の居場所を見つけれなくなるってことじゃないのか。ある程度それぞれが距離を取っておかないと、一度居心地が悪くなったらどうにもならなさそうで怖い。
と、最後少し否定的なことを書いたが、住民が自分たちで町のために何かできないか考えて行動しているのは素晴らしいことだと思うし、それでうまくいっている成功ケースがあるのは心強いもんだね。
なんか、読書感想文とかどう書けばいいかわからんし、まとまりのない文章になりました。
まぁ、ちょびちょび本の感想文を書いていくので、だんだん文章もよくなっていくだろう。(気長に、気楽にお願いします。)
ということで、文章を読んでなにか思うことがあった人がいればコメントもらえるとうれしいです。
そして初めにも言いましたが、俺も何か書いてみるかなんて人大募集です。
次は、直接的にはあんま町づくりとかと関係ない本のこと書きたいなぁと思ってます。
それでは、みなさん御機嫌よう。最後まで読んでくれた人ありがとうございました。